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2024年1月の日記

20240113 程度の違いに伴って「自然に」生じる事柄を量の問題のうちに解消し全員の質を確保する不自然が社会である──としても、質を維持する意義、あるいは質の内訳自体のコンセンサスが薄れてしまえば、程度がより大きく強い者から、自身...

2023年5月の日記

202305015 彼ら彼女らが「パン」「ポン」と発声するたび見せるよろこびにみたされた表情から、P音には口唇的な欲求を満たすなんらかの作用があるかもしれない、などと勘繰ったりもする──そして、かの小児的な執着をかくしとりつくろうべ...

2023年4月の日記

20230422 人を人以外のモノにたとえて貶める言説は、それに対する批判と応答を表現の適否で占められ、正当性を論じる余地を確保しづらいように思える。かといって端的に人としてどうかを問い質すことは遠からず人権の議論に触れるため好まれ...

2023年3月の日記

20230327 マイナンバーカードのトラブルが本人確認周りで頻出すれば、渡りに船と言わんばかりに「生態認証」が提案されるだろう──指紋押捺制度である。 と思ったが既に顔認証が実装されており。 20230326 た...

2022年7月の日記

20220720 かの事件の速報にあった「散弾銃」なるワードに、30年も昔の記者襲撃を想起した者は決して少なくないはずだ──「サリン」と聞いて否応なしに思い出す事件があるように。自身の直感が行き届きすぎているように感じる時はたいてい...

2022年6月の日記

20220628 海外もの異世界もの問わず物語の登場人物がわれわれの分かる言葉で喋ってくれるのはそれが物語だからである──われわれに分かるように表現する仕方を誰かが採用したからであり、作者と訳者の名前を含めて音読させるこくごの授業を...

2022年5月の日記

20220529 弱肉強食を現状の強者と弱者の役割が固定された仕組みと捉えるならそれは競争社会とは全く別物だが、それにしても両者が同じに映るのはたぶんそれが弱者に生存競争を強いるからであり、しばしば弱者間で脚を引っ張り合わせるからで...

2022年4月の日記

20220430 「ウマ」のアレにて「開運グッズ」で身を固めたキャラが良い感じに育ってしまう──自分の好きなものをじゃらじゃらぶら下げたコスプレにリュックを背負った姿は、奇声交じりの奇矯な口調もあいまって、戯画化されたある種の消費者...

2022年3月の日記

20220330 実践の前から何事かを分かったかのように論じる理論家に比べれば、「やってみないと分からない」に終始するだけの者たちこそ、「現場」を知る現実主義的に映ることもあろうが、可能な限り多くの情報が求められる実践前のタイミング...

2022年2月の日記

20220227 戦争がそれでないものとして始まり正当化される様を見るにつけ、戦争でないものが国を挙げて煽られ、戦争の文脈で報復が正当化された今世紀初頭を思い出し──起きている事態を考え説明するには漠然とした概念ないし単語である「戦...
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