例年よりも少し長めの夏休みは、積みプラモの最後の一箱を溶かして過ごす──「chitocerium LXXVIII-platinum」を、つくる。ガンプラづくりが体力的に辛くなり、日和る形で「この類」のキットに手を出してから随分経つところ、さすがに飽きが来たのだろうか、あるいは、飽きに耐えられるだけの気力をなくしたせいだろうか、今年はよほど新しさを感じない限り買い足すことがなくなった──素体を埋め立てるような装備で差別化を図るのとはまた違った造形のキャラクターを、これに期待したのだろう。
実際に組み立てると、思った以上にパーツが少なく、特に素体以外の装備品が少ないことに気づく。素体の段階であらわれるのは、ちょっと特異な方向に整ったプロポーションにとどまらず、頭の先からつま先までひっくるめて今まで知らない「別キャラ」で、単純な新鮮味に息をのむ。