次元の狭間でメガネを思う

ドール

アニメ的なメガネキャラとリアルなそれとの間に感じる違和感の原因のひとつは、前者でほとんど気にならない鼻が後者ではメガネによって強調されるからだ──アニメでメガネの存在を強調するために描かれる太く濃いフレームは、リアルな鼻の存在と所在を際立たせる。それでも目鼻とのバランスを考えた「似合うメガネ」を選ぶことはできるし、いっぽう、鼻がないからと言って、どんなメガネでも無条件で似合うはずがない。

鼻で固定できないメガネは顔の中央に位置を合わせづらく、いっぽう人の注目は目に向かうので、少しの左右のズレでも目立ってしまう。真正面からの絵は避けたいところ。

メガネを固定できるだけの鼻と耳がないから、フレームを頬にのせるようにする──体の一部として接着剤でメガネを顔面に固定するだけの覚悟は自分にない。

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