「アゾン Alvastaria ケイティ」雑感その2

ドール

モノがモノだけに、撮影のテンションがいまいち上がらず、難儀する。

ボディの名称に「ピュアニーモフレクション フル可動」とあるが、肘・膝は90度までしか曲がらず、正座はできない。太ももの個所で脚を回転させられるので、ぺたん座りに近い恰好はできるが、個人の感想としては、長めのスカートで曲がらない脚を隠したい。関節は曲がりにくいぶん固めに締まっており、欲張らなければ自立できる。

髪は放置すれば膨らみ、なかなかワイルドになる。それにしても、サイドの長い髪を肩越しに前へ垂らすのが個人の感想的に好きでないのと、前髪を分けると無表情が際立つため、公式のパッケージ写真に寄せる気にはなれない。結局髪は軽く梳かすにとどめ、どうせワイルド系ならばと帽子を深めにかぶせる。パッケージどころかキャラ設定自体からもずいぶん逸脱してしまうが。

プラモと違って布と髪の質感と垂れ、生地の目がしっかり見えるし、アップにもたえる。それにしても硬い表情、というか媚びない無表情は、ある意味で魅力であるな。人形だもの当たり前だろ的に冷徹な事実を遠慮なく突きつける意思みたいなものを錯覚させないか。

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