与党はずっと、だらしない

雑談

大昔の保守政党が見せたフトコロの広さみたいなものを懐かしみ、現状に「苦言」と称した泣き言をこぼしながらもなお、投票先を変えられない与党支持者らの有様は、端的にだらしないし、その意味では大昔からだらしなかったし、そんなだらしなさが招いたものこそ、当の現状ではないか──などと言いたくもなる。何十年も有権者をやりながら、こいつらは今まで一体、何をやっていたのか、と。

もっとも、本人らにしてみれば自分達こそ、彼ら彼女らがだらしないばかりに失われた、大昔はあったかもしれない保守的寛容を体現する最後の良心、最後の砦のつもりかもしれない──実際のところは最前線の弾除けとして並べられた、幼稚な保守幻想のアリバイでしかないのだが。

それにしても、自分のひり出した汚物さえ片付けられない、だらしのない連中が、それを片付けようとする者に向けて「だらしない」などと言い放つ様を、オウム返し的な「自己責任論」とは別の仕方で批判できる程度の教養は身につけたいものである。自戒を込めてそう思う。

Adina VoicuによるPixabayからの画像マイクロコピーテキスト

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